知恵と愛にあふれた魔法使い。あの人は本当に魔法使いなんだなと感じた。
実感した。ここのところの心身の不調も、前を見据えられない弱さも、未来につないでいけない力のなさも、驚くほど癒されているのを感じる。力を与えられていることも。
知恵の力。
何かを明らかにしたいと思う意欲。興味。面白さ。そして使命感。傲慢さは人を傷つけるけれど、知恵が愛に裏付けられていれば、うなずいてもらえることに嬉しさを感じられる。
弱さを受け入れて、癒してくれる場とはまた違うけれど。どうにもエネルギー不足のところに、魔法をかけてくれることがこんなに自分を変えるとは。ひとりで立てる自分も、まだ消えてはいなかった、と思えた。