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空が見える(2)

今日も聞きながら通学、そしてデスクに向かっている。

クープランの墓」は、ラヴェルが第一次大戦で失った友人たちを追悼して作られた曲だと言う。タイトルからは想像できないほど、鮮やかで美しくて透明度の高い曲だ。墓という言葉からは色のない世界を思い浮かべてしまうけれど、



友人たちと過ごした日々、思い出がこめられた音楽。形式美で説明されている解説が多いけれど、泣きたくなるような心象と色彩が伝わってくる。



特に好きな音楽。

プレリュードの飛翔感。右へ、左へ、力をためて、高みへ。上昇気流。

メヌエットで時折見える、涙が出そうな懐かしさとせつなさ。

リゴードンは、きっと頭を上げて姿勢を正す。

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May 24, 2006 6:37 PMに投稿されたエントリーのページです。

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