February 2008 アーカイブ

「インターネット企業ガイド」

「就職・転職に役立つ」という本。いや、まだ転職はしないんですが(笑)
でも、どんな会社がどんなサービスを提供しているのかという鳥瞰図は、なかなか手に入らない。この本は「インターネットサービス・ロードマップ」のために入手してもいいくらいだ。ブログサービス、EC、インフラそれぞれのサービス名がカテゴリ化されていて、読み進めていくと今度はどの企業が何を運営しているかが良く分かる。

インターネットサービスが上下のレイヤ8種類に分類され、主要サービスと企業の対応、現在の傾向が見開きで説明されている。続きは177社の企業情報と職種。ここからが就職と転職に役立つということなのだが、それだけでなく、面白い。

自分が普段使っているサービスが、どんな会社で作られているのか。サービス提供者の顔が見えるというのは、一気にサービスへの親しみを増してくれる。Tシャツやトレーナー姿のマネージャーもいるし、がちっとスーツで固めたエンジニアも。オフィスのロゴや雰囲気は個性的だし、「編集者の声」というコラムではちらっと本音も見えて面白い。

よし、3年後の転職の参考にしよう‥と思ったが、3年後はすっかり変わってしまうのだろうなあ。


就職・転職に役立つ インターネット企業ガイド (SOFTBANK MOOK)

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書評/ビジネス

「感動コミック」の書評

さて、久々に「本が好き!」の書評に申し込んでしまいましたよ。
今日は図書館でも5冊も借りてしまったし、読書の暴走族と化している気が‥。

今回は、漫画。しかし、ページをめくるとES(従業員満足),CS(顧客満足),SS(社会満足)という文字が目に入る。むむ、ビジネス書なのだろうか、と身構えて読み始めた。

北九州の美容室の話。カリスマ美容師は、まさに絵に描いたようにタカビーでイヤなやつで、美容室の雰囲気は悪くなっていく。ありがちな話?と思いきや‥リーダーの取るべき立場、スタッフとの再構築のプロセスが目の前に突きつけられていく。これは、漫画ならではのスピードと迫力。時折、「現在はこうなんです」とスタッフのコメントが入るのが、ドキュメンタリー映像も思わせる。夢がひとつひとつ実現されていくところのスピード感は、とても気持ちよい。

従業員とのコミュニケーションで、何が足りないのか、どうすべきかというやりとりが特に興味深い。何を見落としていて、どういう解決法があるのか。いわゆるビジネス本でもケーススタディを読むのは面白いけれど、これが漫画だとよりストーリー性を感じられるように思う。

「みつを」風に書かれているコメントも、味わい深い。

これはさくさく読める。文章だったら、押し付けがましいとすら思っただろう。
ちなみに、バグジーは実在の美容室。
人間味あふれる美容室にするための工夫は、ぜひ読んでみてほしい。たとえば、ベストスマイル賞=笑顔がいいと有給休暇がもらえるという工夫。かなりおもしろい。


愛と感謝の美容室 バグジー 1

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書評/ビジネス

肋間神経痛かと思ったらTietze病

起きてから左胸が痛かった。普通に動いていたが、太い菜ばしを胸から背中に突き刺してぐりぐりやられるような痛みが、断続的に起きるようになった。動いても動かなくても痛い。検索すると、肋間神経痛か?と思えたので、近所の整骨院に駆け込んでみた。

が、もしかすると折れてるかヒビかも?とのこと。前にかがむと痛くて、後ろ側はそうでもない。押すと痛い、というあたりから、X線を撮ってきてくださいということになった。

もう痛くて痛くて、左胸がいたいのだが、右手で何かを持ち上げたりするのも痛い。筋肉や関節がつながっているのだろうか。逆に、左手をついて起き上がると、「あぎょぼぉ」と声を上げるほど痛い。

そして一夜明けて、整形外科に行った。X線撮っても骨の異常はなし(余談だが、上半身まるだしでタオルもなしでX線撮るのはさすがにいやだったぞ。もう少し気遣いしてくれ)。「きれいな骨ですね」と。で、触診なのだが、大変に痛い。普段はあまり動かさない関節と軟骨が動いて炎症を起こしている状態とか。ドイツ人医師Tietze(ティーツェ)が名づけた関節なので、Tietze病というものらしい。

湿布してロキソニンのんで(リーマスとの飲み合わせはあるが、気をつけて飲んでみてとのこと)、1週間は運動せずに安静にするとのこと。WiiFitできないなあ。日本酒も無理か‥。