「感動コミック」の書評

さて、久々に「本が好き!」の書評に申し込んでしまいましたよ。
今日は図書館でも5冊も借りてしまったし、読書の暴走族と化している気が‥。

今回は、漫画。しかし、ページをめくるとES(従業員満足),CS(顧客満足),SS(社会満足)という文字が目に入る。むむ、ビジネス書なのだろうか、と身構えて読み始めた。

北九州の美容室の話。カリスマ美容師は、まさに絵に描いたようにタカビーでイヤなやつで、美容室の雰囲気は悪くなっていく。ありがちな話?と思いきや‥リーダーの取るべき立場、スタッフとの再構築のプロセスが目の前に突きつけられていく。これは、漫画ならではのスピードと迫力。時折、「現在はこうなんです」とスタッフのコメントが入るのが、ドキュメンタリー映像も思わせる。夢がひとつひとつ実現されていくところのスピード感は、とても気持ちよい。

従業員とのコミュニケーションで、何が足りないのか、どうすべきかというやりとりが特に興味深い。何を見落としていて、どういう解決法があるのか。いわゆるビジネス本でもケーススタディを読むのは面白いけれど、これが漫画だとよりストーリー性を感じられるように思う。

「みつを」風に書かれているコメントも、味わい深い。

これはさくさく読める。文章だったら、押し付けがましいとすら思っただろう。
ちなみに、バグジーは実在の美容室。
人間味あふれる美容室にするための工夫は、ぜひ読んでみてほしい。たとえば、ベストスマイル賞=笑顔がいいと有給休暇がもらえるという工夫。かなりおもしろい。


愛と感謝の美容室 バグジー 1

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書評/ビジネス

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