May 2007 アーカイブ

一日がかりの大病院

8時30分の時点で初診申し込みの整理券は68番。紹介状と資料、申込書を出して受付をし、カルテが交付されたのは9時30分。丸一時間入り口で待つ。カルテを持って外科まで行き、ファイルを入れ、「どのくらい待ちますか?」と聞けば「2時間かかりますねー」とのこと。時計は10時。午前中は無理なのかしらん・・・他のところに行っててもいいですよとのことなので、一旦外へ。病院のスタバは満員なので、駅までもどって珈琲館で持ってきたでろーんの赤入れ。

11時過ぎに待合室に戻るけれど、まだまだ。でも、待合室で座れるようになった。ここでもでろーんを広げてみるが、出入りする患者さんを見ていると複雑な気持ち。付き添われて、目を真っ赤に泣き腫らした女性が出てきたり、すぐ隣で手術のための書類を書いている人がいたりで、やっぱり病院なんだなぁと思う。

再診の人は番号がもらえて、時間の枠と先生の番号が入り口のモニターに出ているのを見ながら、進捗状況が分かるようになっている。空港みたいだ。しかし11時半の時点で、まだ10時の枠が終わってなかったりで、だいぶ遅れている。午前の分が終わるまで、医師は昼食も食べられないのだなぁと思うと、過酷な職場だと思う。正午近くなると、看護師が入れ替わったりしていた。

12時半にようやく呼ばれて診察。医師の後ろに若い人が研修っぽく控えていた。前の病院の資料を見て、診察して、もう一度検査をすることに。医師のデスクにある端末から、検査が空いている時間が表示され、「いつがいいですか?」と選ぶ。今日できる検査も端末から予約。次の診察も端末から予約。これでOKらしい。

次回の検査予約は、紙1枚出すだけ。今日のX線検査は診察券の磁気を読み取ると、すぐに印刷したものが出てくる。これを持って検査室の前で待つ。X線撮影の際も、端末に私の名前が表示されていて、それを確認したあと技師が自分のIDも登録。撮影する際はバーコード登録してデータも読み込み。全部終わったら会計で診察券を読み取らせて、紙がでてきて、払って、終了。14時過ぎてました。

すげー。電子化されている。

しかし、時間がかかるボトルネックは、結局は医師の診察だと実感。全然足りていない。きつそうだ。

紹介状

近所の医者で乳管検査のとき痛い目にあったので、転院先を考えること数ヶ月。結局、今の大学にせっかく病院があるので、そこなら紹介状も書いてもらいやすいと考えた。

目の前でちゃんと丁寧に書いてもらえた。「あそこは僕の後輩たちがいるから」ということで、特にトラブルもなく、無事転院できそう。問題は、大学病院は初診の予約ができないので、だいぶ待たされるだろうなぁということ。今週ははしか休講だし、早めに行っておくか。

殺人を隠せない(夢)

CGMについて打ち合わせをした相手の女性(実在)をばらばらにしてしまい、その現場は誰にも見られていない。なのに、証拠品を同期にまとめて渡したりしている。あと2日もすれば何もかもばれるだろう。今は誰も知らないのに。その間にどこかに行ってしまおうか。これから何十年も自由はなくなるのだから、今のうちに行きたいところに。それにしても、何でこんなことをしてしまったんだろう。夢ならいいのに・・・・

と思ったら、朝のまぶしい日差しでかーっと目が覚めて、夢だということがわかって、かなり安堵→そして二度寝。起きた瞬間に鼓動が早くなるくらい恐い夢だった。

揮発する夢

ゑ博士と何かを相談していると、i師匠がドアばたんと開けてきて、3人とも凍りつく。何の話をしていたのか。そのまま3人で気まずいまま話し続けている。直接は出てこないけれど、u猊下が遠い遠い親戚筋で、自衛隊の予備役に入るという。

‥ここまでがまだらに覚えている夢。

なんか、もっと夢の中でちゃんとできごとがあって、ストーリーがあったはずなんだけれど、時間が経つとどんどん忘れてしまうようだ。

4月に読んだ本リスト

先月読んだ本のリストです。

2007年4月分


ブログ白書〈2007〉

続きを読む

今世紀で人類は終わる?

衝撃的なタイトル。
アル・ゴアの「不都合な真実」とは違う視点から、人類が今後存続するかどうかに焦点を当てて書かれている。人為的な脅威、自然による脅威、そして宇宙からの視点による存続の可能性といったように、異なるレベルの議論が展開されている。

前半で比較的多くのページが「核」について割かれている。核兵器、核実験、そして原発から出る放射性廃棄物。人が一国民としてでなく、人類の一員として脅威をとらえるきっかけは、核問題だったのではないか。テクノロジーの発達による、バイオテロやサイバーテロ。後半の宇宙的視点に比べるとやや凡庸だが、われわれが直面するであろう脅威が説明される。

宇宙物理学の権威である著者は、後半で科学実験の是非をつきつける。地球というシステムの中で、なんらかの実験をすることは、人類を含めた生態システムに影響を与えるのではないか?地球を脱したらどんな世界が広がるのか?最後はややSFめいているが、読んでのお楽しみで。

今世紀で人類は終わる?

  • マーティン リース、堀 千恵子
  • 草思社
  • 1680円
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/社会・政治

和装(付け下げ)着てみました

tate.jpg

従兄の結婚式で和装。
母方の祖母が着物大好きで、母や叔母のためにいくつか作っていたのだけれど、着られないまましまってあったのを発見。メンテはしっかりされていて、虫干しや入れ替えも欠かさないのに、誰も着ていない。それはいくらなんでも勿体無い!ということで、私が着てみることになった。

今回着たのは、「付け下げ」という、略式の訪問着のようなもの。染め方が違うけれど、訪問着として用いてよいらしい。絹がしっとりしていて、柄も色もきれい。その着物が二十年以上、しつけ糸もほどかれずにしまわれていたのがもったいない。小物は揃っていたので、長襦袢を祖母に買ってもらった。これも絹。仕立ててもらう。これだけで数万飛んでいくとは・・・・

そして着付け。当日ホテルでお願いしたが、私はすそよけ(下半身の下着)も肌襦袢(上半身の下着)もまともに着られず、直していただいた。重ねてあわせて、紐もうまくつかっていて、和服の設計ってすごいなあと思いながら着せてもらった。帯でしゃっきりして、姿勢もよくなるので、結構楽。座っているのも楽だった。

着物で歩いていると、いろいろな親戚に声をかけられるのもよかった(^-^)

食事から

GW明けにいきなり大学をお休みした。
蕁麻疹とかゆみとアトピー。ひどい。朝ちゃんと起きたのに。
皮膚科に駆け込む。すぐ近所の皮膚科は、ろくに見ずに(椅子にすら座らずに)ステロイドを処方するだけなので、昔から通っていた隣駅まで行った。

手のアトピーと蕁麻疹のあとを見て、豚アレルギーの話をして、結局抗アレルギー剤を出してもらうことになった。これでしばらく様子を見ましょうと。常にどこかかゆくて湿疹という状態を抜け出せるか?

そんなわけで、食生活も見直すことにした。
今日の夕飯は、干物、切り干し大根と干ししいたけの煮物(明日の弁当用)、あぶらげと大根の味噌汁、トマトとレタスとバジルのサラダ。いずれもダシのもとなどは使わずに。またアレルゲンが増えていたらやだなぁ。

数年前のひどいアトピーのときは、乳製品を食べると悪化して、チョコやコーヒーも避けていた。肉もダメだった。当時の日記を探してきて先手を打つか。

蕁麻疹とアトピー

連休後半はいらだっていた。そのせいか、眠りのリズムもめちゃくちゃだし、蕁麻疹やアトピーがひどくなってきた。手や指にはぶつぶつ。腕にもぶつぶつ。しかもかゆい。そして痛い。
明らかにストレス。そしてそれに伴う過食。運動不足(自転車には乗ったけど)。

雑用全部をやりたくないなんていわないけど、五月雨式に、つねに至急!と急きたてられて、やったことはいとも簡単にもう一度。そしてちょー非効率な作業を、先方の満足のために仕上げるなんて、なんて馬鹿馬鹿しい。研究室のスタッフのみなさんが、連休はでろーんできるようにとお気遣いくださっていたのに、全部パァにする気かよ。

はぁぁ。メーラーを落としてやれっつことだよなあ。
ストレスが体に出てくると、ますますいらいら。

ワックス魚

バラムツ。またの名をインガンダルマ。
食べたことはないんですが、なんとなくあぶらぽたぽたでトロみたいでくどいというと、回転すしで食べたことがあるんじゃないかと思い込んでしまうような(たぶんカジキと混同してる)。

【韓国】日本では食用禁止の深海魚を「マグロ」と偽り販売 韓国の業者を摘発 …客は全く気付かず」(痛いニュース)

人間には消化できないワックス分が含まれているとか。腹痛がしなくても、おしりから油が漏れてくるらしい。おそろしや。一応食品衛生法で販売は不許可とされている。

食べると、皮膚から油が漏れる皮脂漏症や、下痢を起こす。
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000898_1.htm

しかし、食べている人たちもいるらしい。ワックスって、くどくないんでしょーか?

http://esonbo.cocolog-nifty.com/top/2005/11/http.html 
なんか普通に食べてるし・・
http://chibariyo.ti-da.net/e613503.html
寿司で食べてる人もいる!
http://www.mb.ccnw.ne.jp/dwborg/coramu/baramutu.html 
工夫して食べるというのは、ソテツに通じるものがあり。

おいしいハンバーガーのこわい話

ファーストフードが危ない、と言う本は山ほどある。普段からファーストフード嫌い、添加物苦手な私でも、そうした本に食傷気味になることがある。書いてある内容の予想がつくからだ。

でも、この本は、かなり読み応えのある本だった。そして、面白い。

なるほど、ファーストフードはものすごい工夫の末、今のシステムを作り上げている。その過程は読み物として、単純に面白い。ファーストフード産業のはじまりから、売るための戦略、コストを下げるための背景、そして肥満の果てに胃を切り取ってしまう子ども。

この本で取り上げられているのは、単に添加物が危ないよ、という問題だけじゃない。低賃金でこき使われる「マックジョブ」は労働の問題だし、フリーター増加の日本でも決して他人事ではない。教育の資金に事欠く学校に、寄付をするかわりに清涼飲料水を起き、子ども達の健康に被害が出る。お金か健康か、という単純な二元論ではない、経済格差の問題が見えてくる。

いつでも、どこでも、まったく同じ品質で同じ味のものを、同じ価格で手に入れられるって、本当はおかしなこと。そのためには、大量に食肉が生産され(これは決して家畜を育てる、というものではなさそうだ)、加工されて運ばれて、誰でもできる仕事として低賃金の労働力によって組み立てられる(これも調理ではない)。

これらをばくばくたべれば、10代で100kg台の肥満児のできあがり。肥満のリスクが手術のリスクより高い、と判断されれば、胃を切り取るバイパス手術。手術を手配する会社と、マクドナルド本社が近くにあるという偶然。いくらでも勘ぐることができそうだ。

ファストフード業界の問題をひとつずつあげていったら、100冊でも本が書ける。だが、解決は、あなた自身の行動から始まる。(p.247)

大きな循環、経済システムの中で、消費者の選択が持つ力がどれだけ大きいか。
読んだ後には、絶望感よりも、自分自身への自覚が深まる本だった。
そもそも、サブウェイ以外のファストフードは食べないのだけれどね。


おいしいハンバーガーのこわい話

  • エリック シュローサー、宇丹 貴代実
  • 草思社
  • 1365円
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/グルメ・食生活